Ubi bene, ibi patria ~素晴らしき地、これぞ祖国
ヌビナイ川右股
ポイント・核心
・登りは簡単なへつりと泳ぎで取付きゴルジュを突破、下りも面倒なのは飛び込みで通過、下りは微妙なへつりより飛び込みの方が早いし意外と安全だと思う、連続飛び込みになるので防寒対策は必要
・第1ゴルジュ 下に残置ロープ有だが外れる可能性も有る、釜泳いで下から上がった方が安全、巻き道は不明、左岸上部のトラバースラインに残置ロープらしきものが見えたがとても使う気にも行く気にもならない、下りは懸垂と泳ぎ、ハーケン打ったが刺さりは微妙かも
・第2ゴルジュ 雪渓で埋まっていた、8月下旬には雪渓は無くなると思う
・ピリカヌプリへは難所なく巻きとクライムダウンで、時間も2hと大した掛からない
ピリカヌプリ
【標高】 | 1631m |
【三角点】 | 二等 奴振 |
【アイヌ】 | ピリカヌプリ/元々アイヌが呼んだ名称ではないのでは?との事
ヌピ・ナイ/その野原の・川 |
【一口】 | 昭和3年8/4~12(1928)北大・高橋喜久司、案内人水本文太郎とヌビナイ川からピリカヌプリを登り、尾根伝いに春別山に至り、いったんソエマツ沢に下って神威岳を目指すも、雨のため中止し元浦川を下る |
【百名山】 | 北海道百名山 |
【ルート】 | ヌビナイ川右股沢~ピリカヌプリ北面直登沢 |
【タイム】 | P~林道~昭徳右岸~林道終点入渓点/1h20 入渓~Co507/2h半
Co507~Co790二股幕/3h Co790まで計6h Co790~ピリカヌプリ/2h ピリカヌプリ~Co790/1h半 Co790~Co507/3h半 507m~P/4h ピリカから計9h |
【新装備】 | エマージェンシーシート |
【テン場】 | Co790分岐に3張位 |
7/29
P6:50~ 507m9:40~ 790m二股12:50 幕
7/30
790m二股4:40~ ピリカヌプリ6:40/7:10~ 790二股8:40/9:10~ 507m12:30/12:50~ P16:10 Drと
<Slide Photo>
第一ゴルジュのマーライオン
曇天の七ツ釜
酔ってる
ピークから
ウォータースライダーからウォーターパラダイス開始
キチガイだ、段々とマジなやつになっていく
消耗してきた
ここは飛び込む以外に方法はあるの?高さ有りガオった自分
林道は長いようで短い、河原はけもの道をうまく繋げると速い、新しい謎のピンクテープに騙されない方がいいあまりいい道標ではないそれに正直ベタベタ張られると気分が萎える、何故にそんなにルートを汚したがるのだろうか?理解できない
第一ゴルジュは流れも有り水も冷たいが泳いだ方が無難自分は左岸トラバースはやりたくない、残置ロープらしきものもあったが使えるか不明?あそこまで行って使えなければかなり最悪だろう、やってないからわからないが巻けそうなとこは有ったがかなりの大高巻きになるのでは?降りるのも大変そう
ぬめりが無くフリクションはかなり効く、道中へつりが嫌なところはひたすら泳いで取り付いた、Co507からへつりとかに時間をかければかけるほど消耗しやすくなると思う、雪渓で埋まった第2ゴルジュ免除もあったせいかスタートして6時間でCo790テン場に着いた思ったより早くて焚き火を堪能できた
Co790からピリカまで登り2hだったソエマツも3hほどで行けるのでは?と思った、Co790からの下りが核心だと思う、泳がない前提ならへつりは時間を削られるし軟鉄が効かないので懸垂もやりづらい、沢の上級者はともかく自分のようなハイカー崩れは尚更飛び込みをやるべきだと思った、ネオプレン・ライジャケは心強いが荷物になるし河原・林道はかなり暑くて荷物になる悩ましい所、道中のくまの気配が濃い、七ツ釜に新しい鹿の食い掛けが散らばっていた、晴れているとまるで見え方が違う七ツ釜、昨日と今日ではまるで違う美しさ
自分の長年の目標だったヌビナイ川、この瞬間のために沢を続けてきただけに感無量である、そして本物の日高の沢を初めて見たような気がした、最強の相棒Drにも感謝しかない、目標が無くなってしまい寂しさを感じてしまったが気持ち切らさずDrとの残りの沢もやり切ろう、そしていつかまた今度は自分がリードして仲間たちとここに来たいと思った、全てはヌビナイのために…ジーク・ヌビナイ!