狂犬の沢
イヌヌシナイ川
・荒れているが楽しい、Co300の5m滝は右からは上の一手やや微妙、左からは浸かるが取り付きやすそう
・デブリの残雪多く要所で落とし穴に注意
・北西の尾根はヤブが細そうだが!?直下は根曲り太く濃く鹿道無く本物のやぶ漕ぎ、残雪繋いで南東のコルから高度30m距離僅かながらとてつもないやぶ漕ぎ30分程 ここのやぶ漕ぎは本物
・下り懸垂2回 Co300の滝とCo310位の滝 ロープ20mで事足りる
・魚いない、ギョービックリ! ブユ多くダニが付く
・気温高く午後は増水し水位上がり濁る、雪解け水冷たし、下りは胸まで浸かったので今時期雨で増水したら入らない方がいい
二股山569m
【標高】 | 568.7m |
【三角点】 | ? |
【アイヌ】 | ペタヌ/川股
長万部川とチライ川が合流に二股をなしているところをさしたもの【北海道駅名の起源】 |
【ルート】 | イヌヌシナイ川 |
【林道】 | 良好 |
【メモ】 | ・蚊除けネットあっても良い
・ロープは20mで良い ・ピークからの下りやぶ漕ぎは南寄りに寄らされ南西の沢に行かされやすいのでしっかりコンパスをきる |
P8:10~ ピーク12:00~ P15:40 ヨコハマ君と
<Slide Photo>
Co300の滝、増水してますな
ピークから
天気快晴晴男のヨコハマ君を連れ出す、お互いに花粉症持ちで鼻をグズグズにしながら一路長万部へ、高速を使わないと3時間かかった、道南はなかなか遠い
林道Co80にP、沢は荒れているが滑・小滝・釜多く飽きない、デブリ多く要所で不安定な雪渓がある、ゴルジュ帯と前後は腰下程浸かるが気温が高いので問題無し、泥岩壁右岸の高巻き1箇所とCo300の滝の直登がちょっとだけいやらしい
Co450手前位で沢埋まって残雪あるのでCo450の枝沢を使い北側に行くよりも残雪を繋ぎ南側のコルに出ると雪が無くなり背丈の越える太い根曲りのやぶ漕ぎとなる、鹿道らしいものは無いのでピークまでのやぶ漕ぎは本物だった、笹アレルギーに悶絶しながらピークへ、ピークもヤブだが景観は良く羊蹄と海が見えた
ピークは休めないので雪渓まで降りて小休止、雪渓は緩めなので爪はいらないが露出した笹は異常に滑る、残雪は要所で穴と緩いとこがあるので【また落ちないように】注意深く歩く、Co310辺りの滝はラッペル、ヨコハマ君の初懸垂となった、引き続きCo300の滝もラッペル、右岸の木に年季の入ったスリング有ったので使った
下りは気温高く雪解けが進み増水して濁る、濁ると深さが分からなくなりやや難儀する、ゴルジュや前後の釜は腰上から胸まで浸かる、雪解け水流れ込んだか異常に冷たかった、時間もおしていたので収穫は控えたがここもなかなか良い
ブユに噛まれてダニが4匹付いて下りは胸まで浸かりP着、かけ流しの熱めでレトロな長万部温泉に入り帰札し怪しいが実は旨い味名人桃太郎の塩タンメンを食しヨコハマ君とのさわやか沢デーを堪能出来た
荒れてはいるがここは沢らしい沢だと思うとても楽しかった、ハイキングではあまりそういう事は無いが沢はおいしいとこだけやって帰ることも出来る、しかしながら自分はピークにこだわりは無いが登山の終了点をピークとして終わらせることがそのルートを気持ちの上でも完結できるものと思ってる、ここのやぶ漕ぎはもうやりたくないがこのルートはやぶ漕ぎをやって二股山を獲ってこそイヌヌシナイ川の醍醐味を味わえると思う、この狂犬め!