再戦!余別岳
余別岳北尾根
ポイント・核心
・1月に樹林がうるさかったCo750付近は埋まったので東寄りでルートを取ると帰りが楽だった
・Co1010にデポしたが核心部シートラで行けるなら結構埋まるのでピーク付近で楽できる、普通の人じゃなければスキー履いたまま越えるのかな(笑)
・ややエグい見た目の登り返しCo950からの核心部は良さげに見える左から行くと多分尾根に上がる付近でハマると思うので右から、雪で埋まるので難しくなく雪崩も大人数でわちゃわちゃにしなければまず無い、構造上無いと思うがここがハードバーンだとかなり怖いと思った
・Co1100からかなり埋まる、その日の状況で変わると思うがハイマツの落とし穴や吹き溜まり多く尾根も長いので結構疲れる、スキーがあると楽そうだが…
・Co1100位からウエンドからの吹き上げが酷い、荒れてる日は大変そう
余別岳
【標高】 | 1297.6m |
【三角点】 | 1等 余別岳 |
【アイヌ】 | レプ・オ・ナイ/三つ・ある・川
イ・オ・ペッ/それ・多くいる・川 |
【一口】 | ユウヘツ岳「竹四郎廻浦日記」 |
【一口2】 | 昭和4年には夏路があった |
【ルート】 | 北尾根 |
【林道】 | 積丹林道 |
【メモ】 | 全行程ラッセルで
登り 核心まで3h、Co1029から2h 下り ピークからCo1029まで1h、Co1029から最終人家まで30分 |
最終人家6:40~ スキーデポ地Co1010 9:30~ ピーク11:40~ スキーデポ地Co1010 12:30/13:00~ 最終人家13:30
単独
<Slide Photo>
ピーク
まるでピリカ台状態、今日は無風に近い状態だったはず?
天気が良いのでニセイカに行こうと思ったが筋肉痛の残りあったのでやり残した積丹の余別に行くことにした、大雪は遠くETC往復+ガスで1万円強かかるので撤退の可能性があるとやっぱり足踏みしてしまう、そのうち旭川に転勤になると思うので急ぐことは無い
林道は除雪されておらず最終人家転回場に停める、何故1月は除雪が入ったのだろうか?20分でゲート着そのまま尾根に上がるが雪がやや硬く滑るのでCo400位まで苦労した、ラッセルは脛でトレースは全てかき消されていた、このルートは今時期はあまり人が入らないのか?静かな山行が出来ることに越した事は無いが…
天気良いのでCo1029まで3h、スキーを手前で捨ててアイゼンに変える、この山行で自分の一番の核心は実は核心に向かうCo1000位からの下りのトラバースがハイマツの引っ掛かりや要所の固い雪で微妙に嫌らしく急斜面の幌内府川に吸い込まれそうでちょっと緊張した、帰りは雪庇が無いのが見えたので尾根越しで行った
下ってCo950からの登りが核心だそうだが遠目で見ると嫌な感じがあるが実際は大した事無く右側をトラバース気味に登る、雪で埋まるのでハイマツ寄りに行ったがさっさと尾根に上がってもやや傾斜が緩くなる沢の中央に寄って上がってもどちらでもいいと思う、雪崩は前日に大量降雪があり余程運が悪くない限り無いと思った、むしろ残雪期にハードバーンにでもなった方が怖いのではと思う
トラバース終わると尾根を詰めるだけだがウエンドの吹き上げがキツく荒れてた1月の時に突っ込んでたらヤバかったと思った、視界があると何ともないが東側はしっかりと雪庇があった、そのうちガスで視界悪くなりピークに着く頃には何も見えず三角点も見つけられなかった、直ぐに下山にかかり1hでデポ地、クラスト地帯を滑ったのちCo800位から緩い傾斜のやや重い雪を滑り林道に繋がる沢筋を滑りPに着く、滑走向きではなくツアーとして楽しいルート、心に残ったのはウエンドの源頭が相まって積丹岳がとても美しかった
天気良く風の無いマンデーの気楽な登山のはずがラッセルを余儀なくされ吹き上げの強風に当てられピークはガスと相変わらずの積丹ぶりで今冬最後になるであろう積丹を堪能できた楽しいルートだった、思わず口走った「さすが積丹!」
初版山谷にある積丹の標高尾根は来年やろうかなと思った、一緒に行ける相棒がいるなら今夏は積丹・余別攻めをしたものだ
【R4.1/10 Co1000まで】
積丹が好きになりました
曇り微風予報が大嵐、積丹は基本暴風で何も見えないものなのだろうか?除雪待ちでスタート大幅遅れ
とりあえずまた負けた!
余別岳北尾根
ポイント・核心
・風が強く基本ガスで見えない、今日は幌内府川?からの吹き上げで猛吹雪
・トラバースは今時期雪崩もなさそうだし思ったほどたいしたことなし
・Co1029まで3h位、ピークまでは5hみればいいかも
・急尾根の滑走は西側の樹林帯を滑ればブル道に出る、傾斜はあるが今時期はパウダーなので滑りやすい、ザラメになっていない場合の残雪期は恐ろしいかも
・尾根の広いCo600付近は西側寄りの方が細やかなアップダウンなく帰りが楽かも
P7:40~ Co1000 10:30/11:20~ P12:10 単独
<Slide Photo>
もはや定番なのか!稜線が見えない!顔が痛い!
最近積丹がブームになりつつあり山谷に確実なアイゼンワークが必要とあった余別に行くことにした、前日に思ったより降雪があり林道が心配だったが予想は的中し現地に着いたら除雪中で1hほど待っていたが何だかんだで最終人家からのスタートとなった、除雪されてなければそもそも敗退なので仕方がない
アルバイト20分でゲート前、ゲートからブル道を使えばもう少し速かったのかもしれないがそのまま尾根を詰めた、帰りに分かったがブル道の終点から急尾根に繋げれたので20分位は短縮できたのかもしれない
曇り予報だったがほぼ雪が降り道中うっすらトレース痕有ったが降雪が結構あり脛から膝のラッセルだったので結構疲れたが距離の割に捗ったCo1000まで3h弱、Co800位で風が吹き始め晴れ間が一瞬ありピークを取れると確信したすぐ10分後に猛吹雪になった、Co800以降の広い尾根は吹雪で視界も無くなり終始西風で頬が痛かったが防寒対策が良くなったので寒さは無かった、Co1029前でたばこを吸い風に打たれながら1hほど粘りガスが晴れるのを待ったが状況は変わらず一瞬見えたトラバースラインは【三峰】の富良野への最後の悪質な細尾根に比べれば屁みたいなものに見え雪崩もそこまで気にするものではないと思った、個人的な感想だが道央の山谷と大雪・特に日高の山谷に比べればタイムも難度も道央は甘めだと思う、日高感覚で見ると拍子抜けすることが多い
天気をあまり見てなかったので状況が好転するのか分からず行こうと思えば行けたのかもしれないが突っ込み過ぎて悪天で下山が遅れるのが嫌だった事と単独で初見のルート故突っ込むのをやめて引き返したがせめて風かガスがどちらか無かったら突っ込んだと思う、自分はもう少し経験を積まないと今日みたいな日は突っ込むのはギャンブルになるのかと思う、引き返しも思ったほど悔しくなくツアー的には楽しかったルートなんでここはまた来ればいいのかなと思った、Co1029から埋まるのを考慮しても2hも見ればピークまで充分だと思う、フルラッセルで降雪だったので登り全行程5hとれば余裕があるだろう
Co900位の広い尾根はクラストと吹き溜まりだらけで視界無く雪深く傾斜も少ないので傾斜が出てきた頃にシールを剥がし滑走する、そもそも強風下でシール脱着は必要なければたばこも吸えないから乗り気にならない、やや混んでる樹林帯を滑り初めの急な尾根は西側を滑り本日除雪されたブル道を使い林道アルバイトをして下りは1hほどで最終人家へ帰還する、雪質は全行程なかなか良いパウダーでもう少し降るとツリーランも快適になるかもしれない
風が無茶苦茶な積丹が何だか面白くて好きになった、増毛辺りも頑張ってみたいものだ