足払い一本!白井川
白井川左股川
・白井川増水中、流れかなり速く冷たい【今は入渓しない方がいい、増水終わるのが6月初~中旬位からか?】
・本日の核心はCo660までの渡渉と直下ルンゼの急傾斜
・管理人渡渉失敗で生まれて初めて沢で流される(笑)
・Co900で沢埋まる
・滝が続くところは嫌な雪渓と増水で中央突破できない
・6本爪では直下は登れない
白井川右股川コース
・雪で埋まって快適だった
・本日のくま痕有、足跡
余市岳
【標高】 | 1488m |
【三角点】 | 1等 余市岳 |
【アイヌ】 | イヨチ/蛇の多い処【北海道駅名の起源】
イ・オッ・イ/それが・群生する・所<イヨチの語源> ヨウ・ヲチ/温泉・ある処【上原地名考】 |
【一口】 | 北東方の朝里岳・東北東方の白井岳と合わせ余市三山 |
【一口2】 | <豊羽鉱山>
銀鉱・インジウム インジウムは平成14年頃年間100㌧ 生産全世界の20%を産出 ・大正2年(1913) 久原鉱業 買収・操業 同10年休業 |
【一口3】 | 山頂付近の200㎡は昭和49年の山火事で焼けたハイマツが白骨のように寒々と横たわる、山の北側にキロロスキー場 |
【ルート】 | 白井川左股川 ※左右股国土地理院は逆表記 ~ 白井川右股川コース |
【小屋】 | 白井小屋 (旧余市岳ヒュッテ)
・1951 (昭和26年)9月余市岳東麓Co560 北海道庁林務部建設 収容21名 |
【林道】 | 白井川右股林道
良好 |
【亡装備】 | 夏テムレス右側落とす、ごめんなさい(;´Д`) |
【怪我】 | 白井川に流されて左脛軽く打撲 |
【メモ】 | もし今時期白井川に入るなら!
・Co660までの渡渉 増水時はスクラムやお助け紐を駆使して渡渉すればよかったかも、流されても近距離で済んだがもっと流されてもおかしくない、かなりツイてる ・装備 沢タビと10本爪は相性が悪いので沢靴を久しぶりに履いたら違和感があった ・直下 かなりの急傾斜、稜線直下は場所により雪庇が発達しており突破できない、小尾根をはさんでルンゼ側と反対側しか上がれない、滑ったら止まらないから200m近く下まで落とされると思う、6本爪ではかなり厳しい ・下山夏道側はほぼ埋まっているので夏道にこだわらず雪渓をうまく繋げばかなり楽 ・登山道に新しいくまの足跡、最近札幌圏は騒がしいから何となく怖い ・気温高いと午後はかなりの確率で濁る、行くなら引き返しは考えない方がいい ・白井川右の枝沢と右股川探ってみようかな |
天狗小屋6:20~ 余市岳13:10/14:00~ 天狗小屋17:20 クニと
<Slide Photo>
怖かったDEATH!
軽い気持ちでクニに白井川左を持ち掛け遡行することした、白井川左は増水していた…
林道を1h歩き入渓、増水した川は渡渉を何度も余儀なくされ渡渉を失敗した自分は白井に流される、やった瞬間ああ死んだなと思いながらもやたらと冷たい川の水は感じず深いパウダースノーのような不思議な無重力体験を味わった、運良く止まったのでそのまま遡行継続、クニには心配をかけた、流されたおかげでどうやら気合が入ったらしく動きが俄然良くなったと思う集中力が増した、下山後気付いたがどうやら左脛辺りを打っていたらしい数か所傷になっていた
その後も悪い渡渉や滝の状況やさらに水量が増せば遡行中止を考えていたが引き返すのも難儀である、Co660を越えると渡渉が幾分楽になり滝は雪渓を使い巻く、Co670で左に入り南岳に向かっていることに気付いて戻る、30分ほどのアルバイト、道中の滝は雪渓を使い突破しCo950で沢は埋まり直下のルンゼに向かいながら雪渓を繋ぐ
直下はかなり立っており小尾根東寄りかルンゼか迷うが傾斜が緩そうなルンゼに進路を取る、取り付きは楽だがCo1150越えた辺りから傾斜増して雪が緩んでアイゼンが効くものの落ちたら下まで落ちそうなのでかなりガオッた、余裕無く速く抜けたいのでクニを待たずさっさと稜線に上がりクニの無事を祈っていると問題なくクニが上がってきた、ハート型の池は凍結しており稜線からは羊蹄や定天がきれいに見えた
夏道に乗りピークを詰めて恐怖の白井川が終わり胸いっぱいであった、クニは収穫したギョーラーメンを食っていた、自分もガスを持ってこれば良かった…40分程休んで下山にかかる
夏道側は雪渓で埋まっているので快適に雪渓を繋ぎ下山する、Co900位で新しいくまの足跡がありびびったが特段なにも無く林道に合流し1hほど歩き天狗小屋に着く、まつの湯で汗を流し帰札となる
今回の白井川左は常軌を逸している感があったものの色々と経験出来て何より楽しかった、白井のコンプリート機会あったらやってみようかな、とりあえずもう白井川は2度とこの時期には入らないと思った事は間違いない