無言で歩く、これは修行!
沢の味を知ってしまうと単独で行く尾根が本当につまらない、暇だからと寝腐ったりオネーちゃんとくだらない事にうつつ抜かしていては山に対して真摯な向き合いではない、目を覚ますのだ!
今年も羊蹄山にスキーの相手をしてもらうつもりなので文句を言わず尾根を登り体力トレを兼ねて羊蹄山とトモダチになるために…
後方羊蹄山
【標高】 | 1892.7m(京極ピーク) |
【三角点】 | 1等 真狩岳(真狩ピーク1860m) |
【アイヌ】 | マッカリヌプリ マクカリプ/山後を回る処 マクカリペッ/奥の方を回っている川シリベツ山 シリ・ペッ/山の・川 シ・リー・ベツ/至て・高き・川ホロノホリ ポロ・ヌプリ/大きい・山 |
【一口】 | 1.マッカリヌプリ-アイヌ名 2.シリベツ山-和名 3.後方羊蹄山-日本書紀の由来 4.マチ子シリー雌岳 5.蝦夷富士 6.ホロノホリーアイヌ名 |
【一口2】 | ・数万年前に誕生した若い火山 ・羊蹄ふきだし湧水は「昭和の名水百選」 |
真狩コース
・登山道傾斜緩く一番登りやすいかもしれない夏は、今時期はCo1500付近のモンスター化した灌木がとても邪魔
R3.11/16 真狩コース
P8:00~ Co1850稜線 12:10~ P14:10 単独
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気が付いたらくま出没の看板があった、前から羊蹄にいないわけないと思ったが本日は平日で薄暗く強風のため入山者無しも有り何だか嫌な気分になった、クマに遭遇するより活動期なので万が一「羊蹄のくまにやられること」が嫌かも
真狩ハイクは10数年振り、本日は薄暗くとにかく気味が悪く雪も降っている、出だしの階段は相変わらず3合目付近から積雪安定し5合目付近で足首位、この辺りは風が当たり寒かった、7合目越えると要所で膝下まで埋まるが面倒なのでシューは使わなかった、嫌になるほど邪魔になる灌木帯を這って越えるとCo1600付近でトラロープに辿り着きそこから直登する、面倒で爪も杖も使わなかったのでやたらと時間が掛かり結局Co1750で爪を履きウィペットを使うと嘘みたく楽になった、面倒くさがらず使う装備は使うべきだと痛感した、上部はあまり風が無かったもののCo1820から突然暴風となり稜線に出ると釜へ押されるゴーという風になり顔も目も痛い、ゴーグル・目出しも無いので稜線タッチで引き返し、それにしても今日は一日白くて薄暗い、下りは白くて良く分からない急傾斜を快適に歩く、今日でも表層で流れたがこの沢筋は特に雪崩の危険があるのかなと思うあまり滑りたくない、あとは黙々と下ってPへ、いつもは萎える下界の景色も道中白くて風の強い山行をしていると下山時に晴れた下界が美しく思った
飽きもせず羊蹄の夏尾根をコンプリートしたが本当に力になっているのだろうか?来年は機会があれば滑走の対象になる羊蹄の沢筋を詰める機会があればやってみたいものだ
喜茂別コース
・登山道良好、泥系で岩が少ないので滑る
R3.10/30 喜茂別コース
P7:30~ 頂上11:30/11:40~ P14:10 単独
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登山靴を久しぶりに履くとトレランシューズとは明らかに違い歩き辛い、Co700位で気温高く調子悪くバテて道中たらたら歩く、登山道は京極よりマシだが岩が無い泥系なので滑る、特に難所は無くCo1300程で雪が積もる
女性先行者ラッセルで1人で道を開拓していたので道中楽をさせてもらった、トップは美しく強い
Co1500位でシュー装着するが下駄になり塩梅は良くない、Co1600辺りで交代しアイゼン装着中に抜かれる、シューでも登れるがシューでは降りれないのでCo1700でデポした、ピークまで雪だが滑れるような量ではない
ピークで一服したのち下山にかかると相変わらずの札幌圏は満員御礼で後続が続々と上がってくる、下山は1h半程なので比羅夫より早かったと思う意外と捗った
右足の親指が靴ずれした、原因は靴ひも解けだが登山靴はトレランシューズに慣れるとあまり好きにはなれない
つまらない尾根もだんだんと慣れたか考えれる無になる時間は心地良いのかもしれない
比羅夫コース
・登山道良好、京極よりマシ
R3.10/14 比羅夫コース
P8:30~ 稜線11:10/11:20~ 釜1週1h~ 稜線12:20~ P14:00 単独 Gpxログスタート不良
登り2h40下り1h40 下り道迷い10分
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やたらと朝眠く昨日風呂で浴槽の縁に座り居眠りこいて転びカランに右脹脛が突き刺さり痛みがかなりあるが天気が良いので羊蹄に行くことにした、7時に中山通過だと相変わらずトラックより遅い車多数で結局比羅夫まで2時間かかる、6時通過でなければ1時間半強で行けないのかな?比羅夫口は初めてだが迷うことなくPへ
相変わらずの整備された登山道は何一つ不自由なく京極の荒れ方に比べればだいぶ良い方だ、特筆することは何もないただ黙々と歩くだけ、多分本人がこのページを見ることは無いだろうと思いながら途中トレランの女子が抜いていったが書く事でもないがなんば歩きでがに股でさくさく登る姿はちょっとだけ引いた笑
2時間40分で稜線へ雪無く天気が良いので初めて釜巡りをしようと思った、北面の傾斜を見てみたがかなり立っており自分はまだ滑れないだろう、道中で見えた南墓地のラインはかなりいいと思った、皆基本は時計回りのせいかスライドすることが多く相変わらず人は多い、1h弱で一周し一服したのち下山にかかる、登山口付近でGPXに翻弄され1度戻ったが誤差がひどく別に道をロストしたわけでは無かった
単独で黙々と尾根を歩くと色々と考えるが、山で考える事と下界で考える事は真逆、おそらく下界は弱い心で目先のことだけ良ければという考えなので結局後からダメになる、山で思っていることが正しい、年は取っても安易に逃げ込まない方がいいのかもしれない
去年はDrがいて休みの度に行きたい沢に行けて沢の絶頂を味わう山アクメ生活で楽しすぎて他に何もいらない位だった、Drがいなくなってからは行きたいレベルの沢も行けずそもそも沢に行くこと自体が難しくなっている、家庭を持って沢をやめてしまうのも一つの選択肢ではあるが本音は難渓に挑みたい気持ちが強くスキーも人並みに強くなりたいと思う、普通に生活していたらこんなクレイジーワールドに行くことは無いだろう、一度でもイカレタ山アクメ生活を味わってしまうと抜けられる訳が無いと思う、いつかDrが帰ってくるか本当に山が好きで山に挑戦するために努力をしてクレイジーワールドで苦しみや楽しさを共有できる相棒が見つかり山アクメ生活を送れる日がいつかまた来ることを願っている
京極コース
・登山道崩壊気味、ドロドロでトムラウシみたい
R3.10/6 京極コース
P9:00~ 稜線11:30/11:40~ P13:10 単独
登り2h半下り1h半
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前日にコロナのせいで3ヶ月振りにバーベルトレで案の定全身筋肉痛、序盤で既にケツが崩壊してしまい辛い山行だった、中華もいればジーパンもギャルもいるさすがに百名山、よりどりみどりである
登山道はオーバーユース特有のドロドロときれいな笹刈りで難所は無い、稜線付近霜が降りてるが冠雪は無し、眺望はガスで無くピークには行かず稜線分岐路で引き返し、ケツが崩壊すると下りも踏ん張りが効きにくく滑りそうだった
無言で色んな事を考える時間をくれるハイキングは最近乱れてきた自分の心を取り戻すいい機会になった、ハイクも悪くないのかな、しかしながら車の移動時間4hと山行時間が4hと同じなのは如何なものかと思った