沢登り 大雪山の沢 大雪山・十勝連峰の沢

赤岳沢(雄滝の沢) 令和3年9月4日/5日/6日

 

流星になりかけた僕たち、そしてビバーグ笑

デカい落石激突でオギが逝ったと思った、頭によぎったのは初の救助要請!?もギリギリセーフ(笑)そして道中捗らずまさかのビバーグで会社を休んでしまい明日は会社で謝罪行脚だ!そして自分の引退試合になるのかな

赤岳沢

・山谷の!!はそもそも確保が必要になる、泳ぎがあるという定義であり難度を示すものではないにしても【赤石川】でも感じた事だが【ポンクワ】【電気】【パンケメクンナイ川】等と比較すると明らかに【赤石川】【赤岳沢】の難しさは突出していると思う、難度から鑑みて上記3個は!※ここは!!※でないか?

・流星の滝の巻き・ゴルジュ・Co1260以降のいやらしい滝の直登と巻き・30mの滝・Co1700付近の門の突破はある程度の登攀力と高巻きのルート判断とグズグズの突破力が必要とされると思う、ある程度の力量が無いと行かない方が無難な沢かな

・比較のできない絶妙な赤い沢床が続く渓流美は息をのむ美しさ、沢登りの醍醐味が揃っている辛めの茗渓だと思った、ここはおもしろくてとても良い沢である

ポイント・核心

・流星の滝

石狩川を渡渉しピンテがある右岸を登り何カ所かの残置ロープを越えて明らかに上の岩場に向かうFIXロープが出てきたらそこからロープを使わずけもの道を行く、低すぎると断崖を越えれず上がり過ぎるとルートを見失うのであとは各自のルート判断だと思う、道中そんなに難しくないものの落ちたら流星になれる笑えない流星ポイントが何個かある、今回は流星の一つ上の滝から沢床に降りたので懸垂はしなかった、もう少し低く巻くと流星の滝を越えた丁度良い所に降りれるような気がした、巻きで2h弱

・ゴルジュ

赤い床と苔の壁は息をのむ美しさ、いやらしいとこはショルダーやハンマースローを使えば基本突破できるが増水してたら厳しそう、1箇所いやらしいとこはあぶみを使うと速い、ゴルジュを終えてしばらく続く河原もとても美しい

・Co1270分岐以降の滝

初めの方の滝は直登も出来てまだ良いが4つ目?位からの直答の出来ないつるつる滝の高巻きが悪く落石も酷い、その後の滝も全般悪い、高巻きに時間を取られるので直登できそうなものは直登した方が無難か

・30m滝

水流沿いに行けるそうだが確かな登攀力とハートが無いとできないと思う、床はハーケンが決まりやすいが壁はボロボロでなかなかいい所が見つけられない、滝横の左岸は行ってないからわからない、右岸の草地帯で巻くのは若干の大高巻きになる、今回は滝のすぐ左の岩のルンゼ詰めたがビレー取り辛く最後の岩の攀じ登りは緊張した、2段目は左から簡単に抜ける

・Co1670付近の要塞(凱旋門)?

1番の核心と思われる涸滝、左岸のグズグズからあまり効かないハーケンでビレーしそのまま岩壁を登攀してから灌木帯に入り高巻いたがかなり上げられたため沢床が確認できずルンゼに翻弄され右往左往しながら下降点を見つけることに時間が掛かって門を越えた辺りに懸垂で下降した、下降点を探す際に何となくわかった憶測にすぎない一番効率の良い巻きは

ザレは滑るが床はフリクションが効くので左岸グズグズを登り途中から左へトラバースして凱旋門下まで行き門下に<左岸ルンゼがあれば!>滝口まで上がってからトラバースするのが正解なのかもしれない、滝口にはハートは削られるが明瞭な踏み跡はあった、無ければ直登は出来ないので上がれそうな岩壁に上がり灌木帯に入り巻いて滝を越えたすぐに下降すると良いかも

・Co1850辺りの屈曲した等高線の混んでるところ

雪渓で埋まっているだけ、万年雪なのか?凱旋門以降はガレ場なので滝があっても埋まっていると思われる

・自分の実力では相手を連れて楽に行けるようなレベルの沢では無いのでCo1270分岐以降から相方の気持ちが沢に吞まれた瞬間に自分も攻めきれなくなり安全に行こうとするとかえって突破が難しくなったり割となんでもないところのフォローでとてつもない時間が掛かり、かつ、相方が早くにバテた体力的な問題もあったため今回ビバーグする羽目になった、落石で軽く怪我をした事情もありつつも!!クラスの沢の登攀や高巻きを普通に出来るそれなりの実力があった人でないと逃げ道がない沢だからなかなか厳しいと思った、ネットとかの記録が少ない理由もわかるような気がする

赤岳沢

【一口】 S41(1966).7.28北海学友会の京極絃一らが初遡行「こまくさ5号」

 オギと

9/4

8:00~16:00 Co1260三股幕営

9/5

6:30~18:30 Co1900付近 ほぼオカン

9/6

6:30~11:20 黒岳リフト

沢の遡行20h!(;´Д`)今回はマヅかった!

<Slide Photo>9/4

ゴルジュ遊び

BBQ~

<Slide Photo>9/5.9/6

ピュッ と出る卑猥な岩♥

 

今年は縁が無いと思っていた赤岳沢の都合が付いた、最近はなかなか行きたいレベルの沢に行ける相棒も見つからずモチベもかなり下がりもどかしい気持ちからもう難しい沢への希望を諦め引退を考えていた時期ではあるが、今年のハイライトとして遡行することにした、そして【赤石川】の悪さを知っていたのでこの沢も普通の!!ではない事は地形図からも何となく予想が出来たが終わってみれば初のビバーグを余儀なくされた辛めの沢だった、しかしながらこの沢の渓流美ははとてつもなく沢自体も面白い!

石狩川を渡渉後ピンテがある尾根を登り残置ロープを2個位越えたら岩塔へ向かう?FIXロープが有りそれを使わず流星の滝に近づきながらルートを試行錯誤する、山谷通り上に上がるとヤバそうだ、落ちたら流星になる笑えない流星ポイントを何個か越えて懸垂無しで流星の次の滝を越えた所からクライムダウンしゴルジュに入る、流星付近に降りるなら低めに巻かないと行けないと思ったが要所で断崖に当たるので低すぎると断崖で行き詰ると思うので沢床を意識しながらルートを考えなければいけないのでなかなか難しい

鮮明な赤い床と緑の苔が付いた美しいゴルジュはハンマースローやショルダーで遊べるゴルジュだと思うが増水すると突破は難しいと思う、ゴルジュが終焉すると水温はそこまで低くなかったものの体が冷え切ったので陽の当たる場所で体を温めた、狭い函地形が終わった後も美しい赤い床と緑の壁は続き道中この場所が一番印象に残り途中でいにしえの造林使用のワイヤーもあった、何度も言うがこの沢は本当に美しい、この辺りから断続的に雨が降る

初日のオギのバテ方が少し気になった一緒に沢に行ったのは8月の【カムイサンケナイ】以来、Co1260三股までは特段なにも無くCo1260付近のテン場についてはCo1210付近に快適な砂地の2張とCo1260にはボコボコの1張×3位があった、幕営で冷えた体を焚き火で温め宴を楽しんだ

2日目は滝からスタートし初めの2~3位は巻いたり直登して山谷の写真の確保が必要な滝はハンマースローで左側水流を抜く、4つ目位の滝の巻きから悪くなり昨日からバテ気味のオギが明らかにこの沢のいやらしさに気を吞まれてしまい動きが悪くなりそれに加えて滝の巻きで自分が落とした落石をオギが受けてしまい自分もかなり動揺したが大事には至らなかったもののもはやオギの心は完全に折れておりこの沢は逃げ場が無いので終始自分が心を折らないようロープをひたすら出しフォローしながらの遡行になった、ここから30mの大滝までの滝は直登も巻きもなかなかいやらしく自分は攻めたくともなるべく安全なルートを取ろうとしてかえって面倒になってしまい時間だけが異常に経過するようになった、スタートから30mの滝を突破するまでに僅かな距離で4時間も費やしかなり焦る、30m滝は今の状況では攻める気にもならず滝の左側のルンゼを上がり岩を攀じ登る、最後が悪かったがハーケンが何とか効いたのでまだ良かった、ここの壁はボロくカムも使いづらい、岩に上がると2段目は左から簡単に突破できる、時間に追われあまり記憶が無かったがこれを越え滝をまた高巻きすると癒しの赤いなめが続き幅一杯に赤い床に流れる場所もあったのでかなり美しいと思った、この頃で闇歩きかビバーグが確定しもはや相方を安全に下界に下ろすことだけ常に意識する

なめが終わると水が涸れ核心部と思われる要塞のような門の滝が出現する、近づき左岸のザレ場を途中まで上がり右側の岩場の抜けそうな所から岩に上がりそこから灌木帯に移り高巻きをして試行錯誤しながら沢床へ懸垂した、ここの突破については上記のポイントの通りだがここも安全に行こうと早めに岩場に上がり大高巻きをしたがかなり時間を消耗する、実は右の滝口辺りからのトラバースラインは見えていたがさすがに今の状況では攻めれなかった、しかしながら時間は掛かったものの安全に突破出来た事は結果としては良かったと思う、門を越えれば水量も減り難所も無くCo1840は雪渓で埋まりCo1900越えれば源頭になりビバーグすることにした、遡行に20時間も掛かりいささか反省しかないが今回は安全に抜けれただけでも良かったと思う、この沢は機会がもしあれば楽しめるレベルの人と再訪したい気持ちも実は出来た

夜が更けると星は満点だがテントが凍りついたため気温は氷点下近くで寒くもうすぐ大雪も冠雪すると思う、極上に近いふかふかのテン場もさすがにこの標高は寒く何度か夜中目が覚める、3日目は川を詰め夏道に合流し互いに職場と家族に連絡しのんびりと安全な夏道を歩きロープウェーを堪能し温泉とラーメンを楽しんだ

今回は自分の判断も悪い所はあり遡行を決定したのは自分で相方がどうのと言う気は無いが、少なくとも余程の素質の持ち主以外は技術・体力・経験が無いと来てはダメな沢だと思った、終始自分が突破しルート判断や確保もオギに怪我をさせないため安全を考慮したやり方でやったもののかなりの時間を消費してしまった、沢も楽しめずこれはこれでかえって危ないのでもう少し慎重に沢のチョイスをするべきだと反省した

今回の件でオギは難しい沢に対してだいぶ意気消沈して心が折れたきっかけなってしまったのかもしれないし自分ももうこれ以上の沢は辞めて家庭を持とうかとか行きたいとこに行けないのにダラダラやってもどかしい希望を持つ位ならむしろきっぱり沢登りは引退しようか等と最近は考えている身ではあるが、自分も色んな人に連れて行ってもらって世話をかけて高さにビビる自分は今となってはさほど大したことない滝も沢に気を呑まれロープをひたすらプリーズした人間だったが沢登りが弱くても自分は本当に沢登りが好きな人間だから頑張って最高の一瞬を得るために努力をしてハートを強くDrとかに世話になりながら経験を積んで今の状態があるので、お互いこの年になり色んな事があってなかなか頻繁には山に行く機会は難しいと思うけど沢は真摯に取り組むと必ず報われて最高の瞬間を与えてくれるのでいつかそんな時が来るならこの素晴らしいクレイジーワールドを一緒に楽めしみまた焚き火を楽しもう! 流星1号より2号へ

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